陸上自衛隊 高知駐屯地 記念行事での祝辞。

高知駐屯地が創設53周年、第50普通科連隊が創隊13周年を迎え、誠におめでとうございます。高知駐屯地は昭和37年に開設され、岸本の海岸近くに駐屯し、長く香我美町の住民として親しまれた駐屯地でありましたが、香南市に合併された後、南海地震の津波を考慮し、平成22年に上分の高台に新庁舎が完成し、第50普通科連隊が善通寺から移駐し9年になりますが、日夜、国の防衛のみならず、国際貢献や 災害派遣に備えて錬磨に練磨を重ね、しっかりとその責務を果たしていただいており、我ら高知県の郷土部隊であり、県民の誇りであります。

昨年も7月6日に安芸川が氾濫し、西は大月町に至る県内5町村 に明け方、緊急派遣、
河川の氾濫防止、物資輸送、瓦礫の撤去など広範に渡って 懸命の救助活動をしていただきました。皆さんのおかげで、 堤防が 決壊した地区の 夜間の避難誘導していただき 、河川の氾濫を防ぎ、多くの田畑、住宅の浸水を免れました。

また、暑い最中での大月町での人命救助、被災地支援、ほこりがまって、異臭の漂う現場で長期間、愚痴も悲鳴も漏らさずも懸命に救援を続けていただき、誠にありがとうございました。

先日の全国銃剣道優勝大会では、輝かしい全国一位の成績を納めました。勝負には、『まさかの勝ちはありません』これは、部隊として、毎日の修練を重ねた結果であり、日本で一番になるという、崇高で最高の価値のある目標を掲げ、それを諦めず、やりきった成果であり、心から50普通科連隊の勝利と健闘を称えます。

自衛隊も創立67年を経て、令和の時代に入ります。国民の自衛隊に対する信頼も9割を越え、自衛隊の活動は、国民生活になくてはならぬものとなっています。日本の防衛、自衛隊を支えるのも国民です。憲法において、国の防衛や組織の記述、解釈が曖昧なままであり、未だに自衛隊を認めない、理解をしていない人々も見られます。

国を守ることは、国家にとっての最大の福祉であり、国民の責務でもあります。憲法をしっかりと議論し、憲法改正の国民投票によって、自衛権や自衛隊の存在が明記されうるようさらに努力を続けて参ります。現場の皆さんにおかれましても、お体に留意され、自己の練磨、充実を図り、あらゆることに挑戦し、どんどんと自分の隠れた能力を掘り起こし、精強なる高知駐屯地の大切な一員としてのご活躍され、ご発展されますことをお祈りいたします。

これから、長雨で暑い季節となります。人間は、苦しいとき、辛いときこそ、伸びていく時であります。いろいろな試練や訓練を乗り越えて、精強なる部隊の錬成に向け、頑張って下さい。