集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ一羽のペンギンのことで、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を「ファーストペンギン」と呼びます。岸田氏は、菅総理が支持率が低迷する中、国民からの信頼を取り戻すために、真っ先に党改革を訴えて総裁選挙に名乗りを上げ、その結果、体制の一新となりましたが、その「ファーストペンギン亅と言うべき政治家のリーダーシップと勇気と将来の日本のビジョンに共感し応援しています。岸田氏は、小泉改革以降の規制緩和、構造改革の推進による新自由主義的な政策によって、富める者と富まざる者の格差と分断を生んできたが、中間層の経済力を底上げする日本的な資本主義への転換し、「令和版所得倍増政策」で成長所得を分配で、弱肉強食の東京一極集中から、ふるさとを重視する地方経済重視の新資本主義を 標榜しています。これは、宏池会の池田勇人元首相が掲げた「所得倍増計画」の令和版であり、子育て世代や労働者や雇用者への利益の再配分での日本型の共生社会をめざしています。また、デジタル・インフラを強化し、コロナ対策の医療・ワクチン・感染抑止の対策、地方行政の効率化、防災などの国土強靭化等にワンストップでアクセスし、スタートアップ(革新的なアイデアや独自性で新たな価値を生み出し、社会にインパクトを与えること)で地方経済の成長を図るものであります。岸田氏は、奇をてらわずに、地味でも、政府と企業が共に連携して、金融に頼らず、モノ作り、輸出の増大の生産性の向上による経済発展という王道による「分断から協調」への転換を目指しており、コロナ後の経済復興、環太平洋の人権平和外交、東アジアの外交・安全保障政策を推進します。私が所属している有隣会は、宏池会とは同根であり、加藤紘一氏や谷垣禎一氏のもとに集った有能なメンバーがそろっており、みんなでやろうとの絆の精神、寛容と忍耐で、必ず日本の政治で大きな役割を果たしてくれる『徳を見据えた政権』 を目指す共通の理念があります。歴代の総理がトップダウンを続けてきただけに、ボトムアップ、聞く力、チーム力重視の姿勢は新鮮に映る。何よりも他の3人には欠けていた同氏のガバナンス能力は、この難局を克服できる人材はいないと判断しました。今後は、 有隣会と 宏池会との連携を強化し、我が国の経済や国民生活の安定と向上してまいります。