シビリアンコントロールで、軍事は常に政治(国会)の統制を受けることになっているが、果たしてその意識が徹底されているか。大臣や国会に報告することに信ぴょう性がないことは極めて大きな問題となっています。
また、文書管理の意識が希薄で、破棄を示されている文書が破棄されず、あちこちに勝手に保存されているということは、管理能力の欠如であり、管理者の怠慢です。これは命令に従っていないことでもあり、規則違反は軍事組織にとって命取りになる危機感を覚えます。
なお、日報のような歴史的一次資料保存は、イラク派遣、南スーダンPKOなど現場の隊員が命をかけて任務を遂行して来たオペレーションの記録を、保存期間が来たから破棄するという方針は、歴史的資料を破棄することに等しい暴挙としか思えません。活動の記録、今後の教育の資料とすべきであり、政治的な問題となるので廃棄することは、あってはならなりません。すでに永久保存となりましたが、情報開示については、秘匿すべき事はしっかり守るのは当然のことです。
このように、防衛省の文章管理は本末転倒の議論となっており、防衛省内部の保全、規律の徹底を図らなければなりません。平和安保法制議論の際の行政文書の漏洩や昨年の南スーダン日報問題やイラク日報問題など、防衛省の不始末が政治的問題を誘引するケースが多すぎて、これによって本来注力すべき北朝鮮問題への対応や防衛大綱議論の促進にブレーキをかけることになりかねません。
この状態は抜本的に改善しないと国益に反する事になり、中央から現場まで構造的に問題がある可能性があり、しっかり対応する必要があると思います。現場の部隊と隊員は本当にしっかり頑張っており、彼らの士気を落とさないように、断固たる対処が必要です。