宣言したことによって国民の意識も変わり、これ以上の感染拡大に歯止めをかていける意義は大きいと思います。
特に、医療分野で、検診・治療いただいている医療関係者、行政や防疫皆さんには、院内感染など命にも危険が伴う中で、昼夜をたがわず国民の生命と健康を守るために、献身的に取り組んでいただき、心から感謝申し上げます。
また、人の動きを止めるため、外出自粛の要請を受け入れ、営業やイベントを中止して、制約や制限がかかる中で、この感染を止めるために協力していただいている皆様に感謝申し上げます。
現在、いろいろと厳しい批判も頂いていますが、今やっていることがどうであるのか、これは、結果として歴史が評価するものであり、リーダーの方針に沿って力を合わせて、この危機に、みんなが力を合わせて、乗り切っていくことが大事だと思います。
この事態を受けて、政府は様々な支援を設けました。
① 所得制限なしの国民一人当たり10万円配布
② 売上高が昨年より半減した事業者に、持続化給付金を100万円―200万円の範囲内で減少額を給付
③ 従業員を解雇せず、休業手当を払う事業者には、雇用調整助成金で 賃金減少分の9割までの助成
④ 資金繰りには、実質、無利子、・無担保の融資
⑤ 公共料金、社会保険料、国税、地方税の納税を延期
⑥ 事業を継続するに必要な資金の確保、支払いの最小化
⑦ 1兆円の地方創生臨時交付金、
⑧ 1500億円の緊急支援交付金で感染症対応・地域経済、住民生活支援
⑨ イベントの自粛要請、入国制限で収入が減少した事業者に納税を猶予
⑩ 入場券払い戻し放棄金額を寄付金控除
⑪ 欠損金の繰り戻しによる還付、住宅ローン控除
これらは、スピードが大事です。全国の国民が等しく感染の危険性があり、外出制限や営業自粛などで厳しい制約や制限を受け、経済的損害を受けており、大変厳しい状況におられ、一刻も早く、それぞれの手元に支給できるよう、支援のてをさしのべるためです。
危機管理の要諦は「牛刀割鶏」。牛の肉をぶった切るナタ包丁で、鶏をさばくごとく、やりすぎたぐらいに大胆に、思いっきり、できるだけ早く、スピードと感性で決断を行い、信念を持つて行動することにつきます。
補正予算の組み替えとなりましたが、経済は和を重視しすぎて、セクショナリズムから狭い了見で、判断力に乏しいだけのものの意見に傾斜してはいけなくて、まさに、これからが正念場です。
目的は感染防止、人の動きを止めて、感染を防止することです。政府は、お金をかけても人の動きを止めることを優先しなければなりません。
戦略目的へのこだわりが緩めば、医療崩壊、経済悪化、パニックが起こる。今の目的は、感染爆発で医療崩壊を防ぐこと。まさに、目的、集中、主導権、機動、このために全戦力を投入すべきです。
ピンチはチャンスです。来週から、補正予算の審議、できるだけ早く成立させ、支給できるようにしたいです。