ロシアによるウクライナ侵攻の 戦闘が長期化していますが、昨日23日、国連総会(193カ国)の緊急特別会合が開催され、賛成141カ国、反対7カ国、棄権32カ国で、「ロシア軍の即時撤退を求める決議案」を賛成多数で採択しました。
これは、 ロシアのウクライナ侵攻が、 国連憲章や国際法に違反する行為で許されないものであり、武力によるいかなる領土の取得も認められないと再確認するものであり、ロシア軍の「即時、完全、無条件」の撤退を要求するものであります。
領土保全など、国連憲章に合致した形での和平を達成する必要性も盛り込んでおり、国際法上の犯罪には「適切かつ公正で独立した調査と訴追」が必要だとしています。今回、国家主権や領土保全など国連憲章の原則に改めて焦点を当てた決議に、加盟国の3分の2以上の大多数から賛成を得たものであり、国連の常任理事国は、これを受け入れなければ、 武力行使を 禁止をした 国連の 規則 に反し、 国際秩序破壊することになります。
林外務大臣も 「加盟国を侵略し、領土を奪った後で敵対行為を停止し、平和を呼びかけてきたとしたら、不当な平和と呼びたい。このような行為が許されるのであれば、それは侵略者の勝利となってしまう」と訴えました。
弱肉強食の 獰猛なる動物が 狂瀾怒濤するジャングルの時代のような 国際社会にしてはいけません。