第29回 スポーツチャンバラ選手権大会

スポーツチャンバラは、「いつでも、どこでも、だれとでも」遊びながら、武道を学び、体力や礼儀作法を身に着けて、縦・横・丸のコミュニケーション、地域力創造の社会つくりに貢献しています。

●30年前、高知県スポーツチャンバラ協会の初代理事長の大石孝さんは、剣道や銃剣道の教士七段で、護身術に通じるスポチャンの魅力を語ってます。

①リラックスな心境で試合ができる。大会では、世界チャンピオンであろうが、新人と区別なく戦え、プライドを捨てて試合を楽しめる

②一本勝負だから大人が幼年や小学生に負ける。すると道場内は笑いの渦。権威とか名誉とか、恥ずかしさなどなく、皆がフラットなので、子どもにたちに勝ったり負けたりしているうちに、肩の張っていた緊張が自然に抜けて、心のアクが抜けてきます

③「自心審判」「ここを打たれました」「右手甲を打たれました」と一礼で「参りました」。大観衆は、この二人のフェアプレーに惜しみない拍手を送り、大会の会場には、さわやかさが残りました。「勝とう勝とう」とする呪縛された心の中からリラックスなど湧いてきません。勝ち負けを超越した、スポチャンを愛する心、相手に感謝し、たたえようとする「ゆとりの心」が魅力です。

④エンジョイする心。スポーツをエンジョイする。スポーツチャンバラの試合は、「勝ってよし、負けてよし、見てよし」の三つのよしが大事です。このスポーツをエンジョイするゆとりの心の中から、リラックスが湧き出ずるスポチャンです。