国民投票法改正案

衆議院憲法審査会で憲法改正の国民投票改正案が可決。採決直後に、新藤義孝筆頭幹事と思わず握手した瞬間、身体が熱くなり、血が湧きかえる思いでした。憲法審査会は、審議を進める上で、強行に採決ができません 。なぜなら 憲法改正には衆参で3分の2の議決が必要で、与野党ともに議論のテーブルにつかなければ審議ができないからです。 国民投票法に関する 審議も1週間に1度の定例日で、ただ ひたすら野党幹事の部屋に伺って、要求を聞いて、条件を呑むしかなかったのです。立憲民主党は、理不尽な要求を続けた結果、一般常識を超えるものになって、野党から国民民主党が離脱し、3年たっても入り口の手続き論で抵抗している姿はさすがにみっともないとの判断もあり、具体的な修正を提案してきて、採決に応じる姿勢に転じました。立憲民主党は、広告規制など「施行後3年をめどに法制上の措置を講じる」ことを条件に、引き続き国民投票法案の議論を優先するよう求めてきましたが、またもや時間稼ぎを国民民主党や 日本維新の会の幹事が一蹴、審査会で厳しく立憲を詰問しました。自民党は立憲民主党の要求を受け入れたものの、憲法改正の条文が議論できるような形で決着ができたのは、憲法改正は、すべての政党が国会の審査会という共通の土俵に乗って、熟慮を重ね、「与党は度量を持って、野党は良識を持って。亅の精神でやってきたからです。今後は、引き続き国会で憲法に関する議論を進め 、各党が示す改正の是非や内容を精査して、早期に憲法改正が実現できるように取り組んでいきたいと思っています。